
(記念講演会)
5月23日、今帰仁村コミュニティセンターで。令和8年度の総会が開催され、7年度の活動報告と決算、8年度の事業計画と予算案が審議され承認されました。
そのあと、名桜大学の山城智文教授による記念講演会が開催され、「近代国際関係史の中の琉球 ~パブリックヒストリーの挑戦~」と題しお話をしていただきました。
「パブリックヒストリー」とは、まだなじみの薄い言葉ですね。
従来、歴史研究は一部の専門家によって行なわれてきましたが、デジタル技術の発展と情報公開の進展により、誰もがネットを通じて世界中の歴史資料に容易にアクセスできるようになりました。
これによって、一般の人も重要な一次史料に容易に触れることができるようになり、自由に研究ができ、仮説を立てられるようになりました。こうしたアプローチを「パブリックヒストリー」と呼びます。
今回は、そうした新しい環境で閲覧できるようになった一次史料なども紹介しながら、近代における琉球の国際関係、とりわけ、従来、琉球がアメリカ、フランス、オランダと「条約」を締結したと言われていたことが、独立した国家間の「条約」ではなく、「取り決め」「協約」「契約」のようなものであるCompact(コンパクト)と呼ばれるものだったことが、その背景とともに興味深く説明されました。(山城教授の著書「琉球をめぐる十九世紀国際関係史」に詳しい内容があります)
悪天候にかかわらず、会場には70人ほどの方がお見えになり、熱心に聞き入っておられました。(N.K)

(講演する山城智文教授)


(講演会告知用に配布したチラシ)

(総会用配布資料)