桜の季節も終わり、石畳の道を覆うように桜の若葉が青空に映えます。
まん延防止措置が解除されても、城跡はお客様も少なく、ゆったりとみられます。

今のおすすめは、城内のカーザフ（川迫）という深いお堀のような場所で見られる層状の古期石灰岩。
この層状の石。実は今帰仁城の石垣の材料になったものです。
この場所は窪みの全体に草木が生い茂り、岩肌の見えない期間が長いのですが、3年に1回くらいそれらをすべて取り除きます。まさに今が刈り取った後で、この時だけ写真のような光景を目にできます。
専門家によれば、層状石灰岩がこんなに露わに確認できる場所は珍しいとのこと。暖かい季節になるとまた草木が伸びますので、ご興味のある方は今がチャンスです。（N.K)


（左右にサンドイッチのように見えるのが天然の層状石灰岩）


（温かい切り株の上で寛ぐ名物猫のハナちゃん）