志慶真門郭を取り囲む石垣の修復は、郭内の整備とほぼ時を同じくしてはじめられた。
まず最初に着手したのは、それぞれの内壁の城壁修復である。
当初修理は、工事の設計から監理、あるいは雇用する人夫や作業員を含めて今帰仁村の直営で行っていた。
現在は、工事請負、施工管理など多くの専門スタッフに仕事を発注し、安定的かつ安全な仕事を行うことで持続して、より良い仕事が完了できるよにシステム化されてきた。予算も城壁の修理規模も今の形とはずいぶん違うが、もしかしたらグスクが城として現役だった時代の石垣はこんなかんじだったのかもしれない。
写真は、志慶真門郭の南側の城壁内壁の修理作業状況と、竣工状況の写真である。