主郭の四囲は現在石垣で囲まれている。これを埋め主郭全体を基壇としたのは三山の時代と考えられている。
この石垣は三山時代前の14世紀中頃に構築されたもので、主郭の北側にある翼廊付基壇とともに第?期の構築と考えられている。
この主郭に入るためには、当時南側に開口しいた通用門を通って外に出たと推定される。
門は整備着手当時は三山時代の時の造成工事とともに閉塞されており、隣接して石塁が構築され、この上に登れるようになっており、階段が設けられていた。現在は門が見えるような形で整備されているため、石塁にのぼることもできないが、調査時の写真を転載し整備前の様子をご覧いただきたい。
着手前の様子。門が石で閉じられた状態であることがわかる。
門に詰まっていた石を取り外している様子。