志慶真門郭の西側は、主郭の東側と接し、主郭東側斜面と呼ばれている。
志慶真門郭の郭内の整備や石垣の整備が一段落して次に着手された整備地区がこの場所である。主郭東側斜面の整備は最初にこの場所一帯い散在していた主郭東側城壁の崩落石を撤去することからはじまった。その堆積は斜面全体に及び、また堆積していた石材も厚さにして1mとかなりの量となった。
この地域の整備は、撤去からはじまり工事までかなり長期にわたり整備していた。また主郭起源の崩落土からは多くの遺物も回収されている。
▲写真は着手前の斜面の様子。
▲石材を撤去した時の断面の写真。今でもその堆積状況がわかるように、石垣に垂直に断面が保存されている。
▲そして、工事中の写真。下の方の石積みは崩落石を撤去した時のストック。現在はこの石は外に撤去されている。