ちょっとマニアックな話

海から拾った陶磁器(4)

2010.10.03

海から拾った陶磁器(4)

前回は、陶磁器が拾われている話をしましたが、海底に沈んだ船の写真を紹介します。

この写真は昨年久米島の沖合で発見された船体で、地元の方の情報によるものです。残念なことに周辺から遺物が確認されていないため、年代はまったくわかりません。

埋まっているので不明なところもありますが、船体の構造に隔壁とおもわれる部材が発見されていることから古い船ではないかとも言われています。

琉球の時代中国の船が往来しましたが、これらの船はジャンク船と呼ばれ、隔壁をもっていたことがよく知れています。おそらく琉球の船もこれに習って作られていますので、隔壁をもっていたことでしょう。

さて、この海底で発見された船体はいつの時代のものなのか?そしてなぜここにこのような船体が沈んでいるのか?

引き上げることができればもしかしたら、もしかしたら世紀の大発見につながるかもしれません。

 

図24

図26

 

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