大隅は比較的広く開けた空間であるものの、総じて岩山が露出した得意の景観となっている。平たんな土地はやや少なく、地形的特徴としてはドリーネ状のくぼんだ土地がそのまま郭となっている。
現在では、ご紹介いただいているような景観となってしまったが。このように郭内の空間伐採が進んだのはほんの10余年前のことである。
出典:http://crt-okinawa.com/guidein/2010/03/post-2.html
写真2点は、平成12年以前まで見られた大隅の景観である。平成13年度から石垣全体が見渡せるような整備が行われ、今のような景観となっている。
樹木がさぱりすすぎたきらいもあり、少しは残すべきではなかったかと反省することもしばしば。石垣が一瞥できるようになったのは、よいことだと思うこともしばしば。
整備について全員が納得するような正解はなかなかないが、城が現役であった時代は確かに木々はなかったのだろうが、ある程度はどこか森を残してもよかった気もする。