古宇利殿内のある地域を8区として、その上の平たんな土地は7区と仮称して調査や整備を進めて行った。
特に外郭の東側一帯は現在整備が最も進捗し、建物跡や、石垣、区画する石積みや土留めが比較的一瞥できる状態まで整っている。近年この一帯の広場を利用してイベントなどの催しも行われているのである程度親しみのもてる公園空間としても活用が図られている。
残念ながら県道115号線や導線の関係上必ずしも整備は完全な形となっていないが、それでも旧来散策があまりできなかった空間が、今では多くのお客様がそれぞれセルフで回れるまでになってきた。
下の写真は外郭東区の、発掘調査時の写真と、その後整備が完了した現在の様子である。
調査区全景